先週末、商工会議所検定前恒例イベント「そろばんトライアスロン」
をスカイ校で開催しました!
そろばんトライアスロンは、
練習会や競技会でもない、トライアスロンのように
みとり算、わり算、かけ算の問題を全問正解まで、
そろばんを弾き続けるイベントです。
課題はみとり算50問、かけ算100問
わり算100問。各一時間で、全問正解を目指すもので、
商工会議所検定の2週間前、強化クラスとともに
いつも開催しています^^
練習後は、今回もbow’s Designの坂本さん企画のワークショップを開催!
ハロウィンも近いということで、身近にあるビニール袋や不要になって使わない紙等を使って作るお化けを作ってみよう!というテーマで図工の時間を過ごしました。
bow’s Designの坂本さんから、当日のことを綴ったコラムを寄稿していただきました。
「今日は曇り空…」
トライアスロン開始前の先生のお話の中で聞こえてきて、
「あ、ほんまや、めずらしいな。」窓から空を見て、こりゃあ雨がきそうだな、と思った。
空模様とはやはり、人にも影響があるようで、教室内もどことなく静かで落ち着きがある。
嵐の前の静けさ…というやつか。
先生の開始の合図とともに、地鳴りを感じるや否や、ごごごごご….と段々の落雷の音が聞こえて、ああ、早くも一雨やってきたかい、と窓を見るも、外の様子は変わっておらず、ああ、なるほど、今日の丸付けは大変になりそうだ、と悟ったのである。
さあ、帯を閉めて気合を入れようか、と思ったら、もう出来た子どもがやってきて、まじか、と思っていたら、仕上げて立ち上がる子どもたちの姿が映り、戦慄してしまった。コミックの一コマ的に表現するならば、黒い目玉を白抜きにし生気を無くし、この時間が与えた衝撃をより強調するために黒べたの髪の毛も白抜きにしようか、口は力のない大きくともない、小さくともない塩梅であしらい、これはお好みによりそうだが、左か右の額の上からたらー…と汗を落とす。その後のコマは、そうだな、横顔のカットで、口元を見せようか、その後のコマで状況を飲み込むように、口を閉じ、喉仏をごくりと言わせよう。
そしてそのまま机に目をやると、現実を突きつけられるのである。
コミックであれば、両の手で頭を抱え、黒の背景に白の雷のような模様をあしらい、ギザギザの吹き出しに絶叫を書き込んだに違いないが、これはフィクションではなく、アニメではないのである。と、いうように、子どもたちの今日の意気込みは、並々ならぬもので、いつもに増したプレッシャーを感じるのでした。
拳を握って「弟たちのためになんとしても賞を獲得せねばならんのだ!」という、まるでこの闘いの大志、演説を一番前の列で聞いて自分も拳を握ってしまうような、そんな子どももいた。
前回のトライアスロンでもコミュニケーションしたことのあった子で覚えていて、ああ、こんなに小さいのにこんなことを思いながら生きているのだな、と、君は長男かい??自分も小さい時、○○○のために!なんて思ったことがあるな、でも上手くいかないもんだよな…と、何十年も前の記憶が蘇り、感情が燻られ、熱くなってしまった。
いやいや、これはアニメではないのである。
額をつたって流れ出た汗はもう既に全身に広がり、立ってやってたら、「手伝うわ!」小さな助っ人達がぞくぞくとやってきて、「坊ちゃん、頑張ってるから」とおやつの差し入れも入れてくれて、なかなか自分が思うようにいかないこともあるけれど、こういったひと時を過ごせるのは、苦難の中でしばしの安息を報いてくれた、と温かさを感じた瞬間である(笑
山あり谷あり沼地あり…険しい旅路の道中の焚火とは、僕にとって尊い時間なのです。
3か月ぶりともなると、子ども達の成長は思っている以上に早く、少しづつ大人へと歩んでいるのだな、と感じるわけです。
午前の部はあっという間に終了し、先ほどの雰囲気とは打って変わって、とても和やかに昼食へと。
今回の昼食タイムで見る映画は「リトルフットの大冒険」を選ばさせていただきました。
これは自分が小さな頃に何度も見た映画で、シンプルな物語ながら、喜怒哀楽あり、とても思い出深い作品でしたので紹介させていただきました。自分が見たシリーズしかなく、別のものになりましたが楽しんでみてくれているようで、良かったです。普段見ない作品に触れる良い機会になるかな、と思っています。
さて、みんなお待ちかね??の坊の図工の時間。
今回はハロウィンも近いということで、身近にあるビニール袋や不要になって使わない紙等を使って作るお化けを作ってみよう!というテーマで図工の時間を過ごしました。
今日はみんなの強敵、そうま先生も参戦!
強敵を打ち破り、入賞することはできるだろうか…!?
さて、最近では、テーマに沿ったものを形作るだけではなく、コンセプトや背景や情景が思い浮かぶものや、凝ったギミックがあるものまで、多種多様な作品が誕生するようになり、それらを見ることができるのは、とても貴重であり、参考になるものばかりで驚かされます。
特にルールは設けず、自由ですから、それ故に悩む子どももいますが、タイムリミット間近になると、延長要請の声を上げています。閃きのようなもののきっかけは、ひょんなことからやってくるもので、連想ゲームなどやってみると、あっ!閃きの瞬間を目にすることも多々あります。
こんなギミックをやってみたいけどどうすれば…??というのも、このようにやれば実現できる、と手ほどきしてみると、次回では習得した技法を応用して表現したり、と表現レベルを上げてもいますし、最近では、コンセプトがあるものや、これはスペキュラティブなデザインも誕生します。
というわけで、この作品群の中から、賞選出をするのはどの作品も良いので、とても難しいわけです。
●1位
天真爛漫な可愛らしい彼女が作り出した可愛らしいのっぺらお化け。
ハートがついていて、彼女のように、周りのみんなを元気にさせるような可愛らしいお化けがやってきました!
●2位
ふうや
和模様のビニール袋を使って、からかさ小僧を彷彿とさせるお化けを召喚!
足は無いのですが、足元がひらひらとしていて、教室内をふわふわ飛び交い楽しませてくれました。
●3位
もとひろ
リアクション芸というのがありますが、きっとこのお化けはそれに違いない。
何かやると、目を飛び出させてみたり、鼻をとがらせてみたり、舌を出したりと大げさにリアクションをしてくれるので、このお化けの前でいろいろとやってみたくなる。
●ボウズドーナツ賞
さくら
綿あめのようにふわふわで愛らしい表情で浮かぶお化け。
目が合うとにっこりとウインクしてどこかへ飛んでいってしまうのです。
と、上記の子どもたちを選出させていただきましたが、毎度のことながら、いずれも素敵な作品で全て選出してあげたい思い出いっぱいです。
入賞者のみんなおめでとう!
そうま先生、作品作りにお付き合いくださり、作りながら子どもたちのサポートをしてくださり、ありがとうございました!
またの挑戦をお待ちしております(笑
そういえば、雨は降らなかったな。
では、また。
●リトルフットの大冒険のテーマソング
ダイアナ・ロス
if we hold on together
https://www.youtube.com/watch?v=0dPT5v4C7jA
●ハロウィン物語
ハロウィンも近いということで良かったら
https://www.bows-design.com/?p=6863
坂本さん、いつも楽しい企画をありがとうございます^^
今回も子供たちの笑顔をたくさん、みることができました。
そして、検定日にむけ、さらに強化練習に取り組む子供たちなのでした。
(代表 福岡)