先日、勤労会館で行われた
研修会に参加してきました。
ゲストスピーカーは、
尼崎市教育委員会の尾崎先生。
尼崎市では、
2004年から“尼崎計算教育特区”を国に申請し、
公立小学校の教育過程に、
計算科を設置。
そろばんによる、計算教育が行われています。
計算科では、
「そろばん学習を通して、計算の基礎的な知識と技能を習得を
図る」
「計算の楽しさを体得し、日常生活においても積極的に計算を活用しようとする」ことを目標と定め、
3年生、4年生それぞれ年間50時間
のそろばん授業を
展開されているとのこと。
その報告によれば、平成27年度のアンケートで、
児童の約75%が「計算が速くなった」と回答し、
約95%の保護者が、計算科の取組は「良い取組である」と
回答しているそうです。
児童への効果についても、
保護者から
「計算力がついた」
「計算を意欲的にするようになった」
「集中力がついた」など
好評を得ているそうです。
素晴らしいですね!
神戸市でも、3、4年生でそろばん学習が
採用され、私もボランティア講師として
毎年、指導に周っていますが、年間数時間なので、
本当の意味で、計算力や集中力などの向上に
繋がるまでには、
時間が少ないと感じています。
いつか将来、神戸市や日本中の小学校で、
そろばん学習が取り入れられ、
子どもたちの学力向上、そして心の成長にも
役立つ日がくることを
願い、その実現にむけ、
そろばん指導者の一人として、
努めていきたいと思います。
(講師 福岡)