教室の月曜日、木曜日の指導を担当
いただいている、
福田晴美先生。
毎月1回、生徒さんに配布している
「天城ニュース」でコラムがスタートしました。
福田先生は、もと小学校、中学校の教員で、
絵本作家の顔を持つ、私が尊敬する
方です^ ^
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「的(まと)のない矢は当たらない」
天城そろばん塾の教室で、『手慣らし』の時間のことです。
「スタート!」の合図で、みんなが一斉に『 パチパチパチ ジャッ 』と気持ちのいい音を立て始めました。(今日初めて参加したAちゃんはどうしてるかな?)とようすを見ると、『パチパチパチ ジャッ パチパチ ジャッ 』と、とてもかろやかです。(ん?初めてにしてはすごく速いなあ)とAちゃんの手もとをよく見ると、てきとうに玉をはじいてはジャッと音をたてていたのでした。(みんなと同じ速さでやりたかったんだな)と思いながらAちゃんに「ゆっくりでいいから、きまり通りにやりましょう」と声をかけました。
「的(まと)のない矢は、当たらない」・・・「まと」とは目標です。弓矢の名人でも、的もなく、好きな方向に矢を射ただけでは、「当たった」とは言えません。
そろばんも、目標がなく、てきとうに玉をはじくだけなら、楽だよね。でも、それではちっとも力がつかない。(○○ができるようになりたい)と目標に向かって真剣に頑張ることで力がついてくる。そして「○○ができたー」といううれしさを味わえる。
うまくなるには(必ず○○ができるようになるぞ)と決めることが大切です。
Aちゃんは、初めはちょっと目標がまちがっていたけど、その後「みんなと同じ速さで、計算が正しくできるようになりたい」という目標に向かっていっしょうけんめい練習したので、今ではとても上手になりましたよ。よくがんばったね。
2016/01/24
(講師 福岡)