先日、生徒のひとりが、
朝日小学生新聞の記事の切り抜きを
見せてくれました。
小野市にある、大部(おおべ)小学校
のそろばんの取り組みが紹介されていました。
小野市は日本有数のそろばんの生産地。
市内の小学校では3年生になると、地元の職人に
教わりながら名前をほった
「マイそろばん」を作るなど、そろばんが
積極的に授業に取り入れられています。
記事によると同小学校では、
毎週木曜日の朝、全クラスでそろばんをはじく
「パチパチタイム」があるとか。
1分間、目を閉じて集中力を高める「黙想」をした後に、
足し算・引き算の問題を解く。
そのほか、約5メートルの長さのそろばんを使って
リレー算を行う大会も行われるそうです。
楽しそうですね!
校長先生は、
「計算力だけでなく、集中力を高めることで、
ほかの教科にもいい影響を与えたい」
担当の先生は
「そろばんは数の動きが目で見える。
楽しみながら、数のしくみに親しんでもらえたら」
と話します。
また、科学者になるのが夢という6年男子生徒の
「そろばんで得た集中力や手先の器用さを
将来に生かしたいです」
という言葉も、記事では紹介されています。
そろばんは計算力だけにとどまらず、
子どもの集中力や根気、何より”やりぬく力”を
育む教材です。
今年も、年末から来年3月にかけて、
神戸市立小学校4校に、そろばん指導に
行かせていただきます。
毎年、子どもたちはとても楽しそうにそろばんをはじいて
くれます。
楽しみから学習へ。
それが、子どもたちにとって一番ですよね。
大部小学校のように、そろばんが教育現場でどんどん
活用されることに期待したいと思います。
(講師 福岡)