10月14日(日)、大阪商工会議所で開催された
大阪指導者講習会に参加してきました。
そこでお会いした森友建先生(大阪珠算協会独特顧問、元日本珠算連盟理事長)に、
この10月に発刊された、こちらのパンフレットをご紹介いただきました。
題して、
「外国人のためのそろばん講座」講座の歩みとエピソード
こちらの講座には、
以前、ブログでも紹介させていただいたとおり、
何度かお邪魔させていただいています。
同講座は、1986年6月からスタート、
これまで97か国 1207名の外国人の方が受講されています。
指導されているのは、大阪珠算協会員の先生方。
外国の方々に、素晴らしい日本の計算文化「そろばん」
を体験・習得していただこうと、
皆さん、ボランティアで取り組まれています!
講座は原則、英語とのこと。
頭が下がりますね~。
冊子には、講座概要の他、外国人のそろばん観や受講者の母国での拡がり、
中国訪日視察団やタイ王国教育省視察団の見学・懇談など
この32年間の成果やトピックスが
写真と共に紹介されています。
冊子の中に、「そろばん学習から、何を学ぶのでしょうか」
という問いかけがあります。
現代社会は、結果最優先、スピード重視、手順を省く
合理性の追求がはばをきかすデジタル化の時代ですから、
神から与えられた人間力(体力・思考力・五感)の低下が
懸念されています。そろばん学習を通じて、持って生まれた人間力(とくに思考力・五感)
を使って行う計算のノウハウを身に付けることができる、
暗算ができるようになる、集中力が高まる、情緒も
安定することを学び、アナログの大切さを再認識するようです。(同冊子 P4から引用)
確かに、今の時代だからこそ、そろばんが
再び、注目されているのだと感じます。
そして、子どもたちへの良い影響も、日々実感しています。
私は子どもの頃に、そろばんが好きで楽しくて、
気づけば講師になっていました。
ですので、こうしてそろばんを通して国際交流が生まれ、
世界中の人がそろばんに触れる機会が増えることが、何よりも嬉しく、
ワクワクします^^
森友先生、そのほか大阪珠算協会の関係者のみなさんの、
32年間の取り組みに敬意を表すると同時に、
これからも、そろばんの面白さ、魅力を
より多くの人に伝えていきたいと、私自身、あらためて
感じました。
冊子の発刊、おめでとうございます!
(講師 福岡)